2024（令和6）年5月7日、消費者庁による機能性表示食品制度届出データベース届出情報が更新された。機能性表示食品の届出及び機能性表示（2015/04/01～2024/04/02届出分）の概要は以下の通り。

届出総数は2015（平成27）年の制度開始以来丁度10年目（記号J）に入り、紅麹サプリメントに端を発する機能性表示食品の安全性に対する懸念から、前月からこれ迄の上昇傾向に変化が生じている。本年4月2日迄の届出は累計8,296食品の届出（前月比111件増）となっているが、その内、同日迄に1,583食品について届出が撤回（同150件増＊）され、実質届出食品数は6,713食品であり（同39件減）、更にこの内、実際に販売されているのは3,226食品（同40件減）（届出食品の48%）である（＊この内米紅麴ポリケチドを成分とする9食品が含まれており、それらについては2024年3月26，27日に全て撤回された。）。

機能性の評価方法については、特定保健用食品の場合と異なり、最終製品を用いた臨床試験によるものではなく、最終製品又は機能性成分に関する研究レビューによるものが大部分を占め、サプリメント形状及び加工食品において、それぞれ95%及び97%である。

届出機能性表示については、GABAによる「疲労感、ストレス」等が前月に続き第1位となり867品目（10品目増）、次いで食物繊維、イヌリン及びオリゴ糖成分による「おなかの調子」関連が770品目（35品目減）、乳酸菌及びビフィズス菌による「腸内環境」等が第3位となり624品目（8品目増）、次いでルテイン等による「目の調子」等617品目（1品目減）、DHA・EPA及びイチョウ葉フラボノイド等による「中性脂肪、認知機能」等381品目（3品目減）で、全体の48%を占めている。

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