機能性表示食品:届出データベース情報サマリー(2019.12)
2019年12月2日、消費者庁による機能性表示食品制度届出データベース届出情報が更新された。機能性表示食品の届出及び機能性表示(2015/04/01~2019/10/18届出分)の概要は、以下の通り。
届出総数は2015(平成27)年の制度開始以来、4年6か月余りで累計2,556食品の届出となっているが、その内、同日迄に219食品(9%)について届出が撤回され、実質届出食品数は2,337食品(内訳:サプリメント形状1,167、加工食品1,126、生鮮食品44食品)であり、更にこの内、実際に販売されているのは1,096食品(47%)である。
機能性の評価方法については、特定保健用食品の場合と異なり、最終製品を用いた臨床試験によるものではなく、最終製品又は機能性成分に関する研究レビューによるものが大部分を占め、サプリメント形状及び加工食品において、それぞれほぼ90%を超えている。
届出機能性表示については、食物繊維及びオリゴ糖成分による「おなかの調子」関連が370品目(16%)、GABAによる「疲労感、ストレス」等が227品目(10%)、ルテイン等のよる「目の調子」等215品目(9%)、DHA/EPAによる「中性脂肪、認知機能」等165品目(7%)、ビフィズス菌、乳酸菌による「腸内環境」等143品目(6%)、ヒアルロン酸等による「肌の健康」等133品目(6%)で、全体の半数を超えている(54%)。
一方、特定保健用食品については、11月6日に新たに1食品の表示許可が公表され、2019年の1月からの許可は28品目となり、1993年の同制度第1号許可以来26年間の累計では、実質(現在迄の失効及び撤回品目を除く)ベースで、許可1,071、承認1品目である。
機能性表示食品の届出及び機能性表示のまとめ(2019/12/02現在)
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