「食品安全の観点から見る食用昆虫」の刊行を公表。
国際連合食糧農業機関（FAO）は4月9日、「食品安全の観点から見る食用昆虫Looking at Edible Insects from a Food Safety Perspective」の刊行を公表した。（https://doi.org/10.4060/cb4094en）
人間による昆虫食は、様々な国で何世代にもわたって伝統的に行われてきており、これまで様々な鳥類、魚類、哺乳類の一般的な食生活の一部となっているが、人間の食用や動物の飼料用に昆虫を養殖することは比較的最近のことである。この「ミニ家畜」の生産は、いくつかの潜在的な利益と課題をもたらすことから、同書の目的は、食用昆虫に関連する様々な食品安全問題の概要を読者に提供することである。同書の対象者は、食品安全の専門家、政策立案者、研究者、昆虫生産者、そして消費者であり、様々な地域での昆虫の生産、取引、消費を管理する規制の枠組みについて説明しており、食用昆虫産業がよりグローバルに展開するために克服しなければならない、消費者の受け入れや生産規模の拡大など、その他の主要な課題を明らかにしている。
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