2024 年5 月29 日、特定保健用食品（特保）としての承認を受けた製品が公表された。
2024 年5 月は特定保健用食品1 件、再許可等特保3 件が承認された。

【2024 年度初の特保としての承認】
5 月29 日の消費者庁公開情報は、2024 年度に入ってから初めての特保承認情報である。このうち既許可製品の再許可を取得したものを除く新規の特保承認製品は、サントリー食品インターナショナル株式会社が申請した「特茶a TOKUCHA」のみである。当該製品は、ケルセチン配糖体（イソクエルシトリンとして）を関与成分とし、「体脂肪が多めの方の、体脂肪を減らすのを助ける」旨の表示許可を受けている。

このほか、再許可等特保3 件を含め2024 年5 月に許可を取得した各製品の詳細は以下のとおり。

2024 年 5 月の特定保健用食品表示承認品目一覧

【承認状況の概要】
特定保健用食品は特別用途食品の 1 つとして始まり、2001 年に栄養機能食品とあわせた保健機能食品制度が開始された。2024 年 5 月までの承認品目数の総計は、失効および撤回品目を除き 1,056 品目となっている（詳細は消費者庁ウェブサイト特定保健用食品許可(承認)品目一覧参照）。

区分別の承認品目数は、特保 449 品目、規格基準型特保 112 品目、疾病リスク低減表示特保 12 品目、条件付き特保 1 品目、再許可等特保 482 品目。
直近 10 年間（2013 年度～2022 年度）で、再許可等特保を除いた承認品目数は、機能性表示食品制度が開始された年の翌年度である 2016 年度をピークとして減少傾向を示している。
2022 年度の承認製品の総数は 14 品目となり、その内訳は特保が 6 件、再許可等特保が 8 件と、再許可等特保許可取得件数がその他の特保の許可取得件数を上回る結果となった。
現時点で許可を受けている特定保健用食品 1,056 品目の許可表示は「おなかの調子を整える」機能の表示が 3 割を超え、他の表示と比較して突出して多く、次いで「食後の血糖地の上昇を緩やかにする」、「体脂肪が気になる方に適する」表示の許可を受けた製品の順となっている。

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