機能性表示食品:届出データベース情報サマリー(2019.9)
2019年8月30日、消費者庁による機能性表示食品制度届出データベース届出情報が更新され、機能性表示食品の届出及び機能性表示(2015/04/01~2019/07/19届出分)について、以下の通りまとめた。
届出情報によれば、届出数は2015(平成27)年の制度開始以来、4年4か月で累計2,326食品の機能性表示の届出となっている。但しその内、現在までに197食品(9%)について届出が撤回されていることから、実質届出食品は2,129食品 (サプリメント形状1,051、加工食品1,042、生鮮食品36食品) であり、この内、実際に販売されているのは1,037食品(49%)である。
機能性の評価方法については、最終製品を用いた臨床試験によるものではなく、最終製品又は機能性成分に関する研究レビューによるものが、サプリメント形状及び加工食品においてほぼ90%を超えている。
届出機能性表示については、食物繊維成分による「おなかの調子」等が306品目(15%)、「疲労感、ストレス」等が200品目(10%)、「目の調子」等198品目(10%)、「中性脂肪、認知機能」等158品目(8%)、「腸内環境」等133品目(6%)、「肌の健康」等124品目(6%)で、全体の半数を超えている。
届出機能性表示については、食物繊維及びオリゴ糖成分による「おなかの調子」関連が327品目(15%)、「疲労感、ストレス」等が206品目(10%)、「目の調子」等199品目(9%)、「中性脂肪、認知機能」等161品目(8%)、「腸内環境」等137品目(6%)、「肌の健康」等124品目(6%)で、全体の半数を超えている(54%)。
一方、特定保健用食品については、8月28日に2食品の新たな表示許可が公表された。同食品許可(承認)品目一覧によれば、2019年1月からの許可は23品目となり、1993年の同制度第1号許可以来26年間の累計(現在迄の失効及び撤回品目を除く)では、実質1,067(1)品目である。
機能性表示食品の届出及び機能性表示のまとめ(2019/08/01現在)
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