清涼飲料の大量摂取は死亡リスクの増加と関連
~1日2杯以上のソフトドリンクの摂取は、全死因の死亡リスク上昇と関連
ソフトドリンクの摂取が多いことは、総死亡リスクが高いことと関連しているようだ、という研究報告。
研究チームは、欧州10か国の452,000人近い男女を対象としたデータを解析した。平均16年間の追跡調査期間中に、41,693名の死亡が確認された。
解析の結果、1日2杯以上のソフトドリンク(加糖飲料と人工甘味料添加飲料を共に含む)の摂取は、月1杯未満の摂取に比べて、全死因による死亡のリスクの上昇と関連することが明らかになったという。
研究チームはまた、1日2杯以上の総ソフトドリンクあるいは人工甘味料添加飲料の摂取と、循環器系疾患による死亡リスクの上昇との間にも関連がみられることを発見した。1日1杯以上の総ソフトドリンクあるいは加糖飲料の摂取は、消化器疾患による死亡リスクの上昇と関連がみられた。
研究の限界として、研究チームは、観察研究であるため確固たる因果関係は結論付けられないこと、ソフトドリンクの摂取を一回しか調べていないことを挙げている。
出典:
Association Between Soft Drink Consumption and Mortality in 10 European Countries
Amy Mullee, PhD; Dora Romaguera, PhD; Jonathan Pearson-Stuttard, BMBCh; et al
JAMA Intern Med. Published online September 3, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2019.2478
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