ナッツの摂取は致命的な心臓発作、脳卒中のリスクを下げる
~週2回ナッツを食べると、心血管系疾患による死亡リスクが17%低下
少なくとも週2回ナッツを食べることで、心血管系疾患による死亡リスクが17%低下するかもしれない、という研究報告。
研究チームは、イスファハーン、アラック、ナジャファバードの都市部と農村部に住む、ランダムに選ばれた35歳以上のイラン人5,432人のナッツ摂取量と心血管疾患のリスクについて検討した。
ナッツには、クルミ、アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツと種子類が含まれた。
平均12年間の追跡調査期間中に、751件の心血管系事象(594件の冠動脈疾患、157件の脳卒中)、179件の心血管系疾患による死亡、458件の全死因による死亡が報告された。
データ解析の結果、週に2回以上のナッツ摂取と、心血管系疾患による死亡リスクの17%低下に関連がみられたという。年齢、性、学歴、喫煙、身体活動などで調整後にもこの関連はみられた。
「生で新鮮なナッツが最も健康的だ。ナッツは新鮮でなければならない。なぜなら不飽和脂肪は容易に酸化されてしまい、有害なものに変じるからだ」と研究者はコメントしている。
ESC Congress 2019(学会発表)
発表元:欧州心臓病学会(ESC)
https://www.escardio.org/Congress-Home
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