Algolynx 食品業界レポート&ニュース アルゴリンクスがお届けする、国内・海外食品業界の最新注目情報

2019年10月11日(金曜日)

ナッツの摂取は致命的な心臓発作、脳卒中のリスクを下げる
~週2回ナッツを食べると、心血管系疾患による死亡リスクが17%低下

少なくとも週2回ナッツを食べることで、心血管系疾患による死亡リスクが17%低下するかもしれない、という研究報告。

研究チームは、イスファハーン、アラック、ナジャファバードの都市部と農村部に住む、ランダムに選ばれた35歳以上のイラン人5,432人のナッツ摂取量と心血管疾患のリスクについて検討した。

ナッツには、クルミ、アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツと種子類が含まれた。

平均12年間の追跡調査期間中に、751件の心血管系事象(594件の冠動脈疾患、157件の脳卒中)、179件の心血管系疾患による死亡、458件の全死因による死亡が報告された。

データ解析の結果、週に2回以上のナッツ摂取と、心血管系疾患による死亡リスクの17%低下に関連がみられたという。年齢、性、学歴、喫煙、身体活動などで調整後にもこの関連はみられた。

「生で新鮮なナッツが最も健康的だ。ナッツは新鮮でなければならない。なぜなら不飽和脂肪は容易に酸化されてしまい、有害なものに変じるからだ」と研究者はコメントしている。

ESC Congress 2019(学会発表)

発表元:欧州心臓病学会(ESC)
https://www.escardio.org/Congress-Home


本記事は、Algolynx Business Sphere®が収集する情報から構成しています。 記事の内容については、発表元のソースをエビデンスとし、出来るだけ正確な情報の積み上げに努めていますが、 一部筆者の個人的な考察に基づいて書かれています。

(無断転載禁止)本コンテンツの著作権は、アルゴリンクス株式会社にあります。権利者の許可なく複製、転用等する事は法律で禁止されています。

カテゴリ一覧

過去記事

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

タグ一覧