令和元年 10 月 28 日（月）、第90 回コーデックス連絡協議会が中央合同庁舎 4 号館 で開催され、① 最近コーデックス委員会で検討された議題（第 21 回アジア地域調整部会（CCASIA））及び② 今後のコーデックス委員会活動（第 51 回食品衛生部会（CCFH）、第 41 回栄養・特殊用途食品部会（CCNFSDU）及び第 7 回薬剤耐性に関する特別部会（TFAMR））について報告、討議資料が公開された。主な討議結果及び予定議題は以下の通り。

第 21 回アジア地域調整部会
日時：2019 年 9 月 23 日（月）～9 月 27 日（金）
場所：ゴア（インド）

議題 9. コメを原料とした低アルコール飲料（にごりタイプ）の地域規格の策定に関する討議文書・プロジェクトドキュメント
（結論）：本議題では、韓国から CRD の内容と同様、作業中止とした経緯について説明があり、部会は本議題の検討を中止することに合意した。

議題 10. バチルス属（Bacillus species）を使って発酵させた大豆製品の地域規格の策定に関する討議文書・プロジェクトドキュメント
（結論）：部会は第 43 回総会に新規作業の承認を諮ることに合意した。また、新規作業の承認を条件として、日本を議長とする EWG を設置し、次回部会での検討（ステップ 3）のための規格原案を作成することに合意した。作業言語は英語。EWG の報告書は次回部会の 3か月前にコーデックス事務局に提出する必要がある。

議題 11. 急速冷凍餃子(Jiaozi)の地域規格の策定に関する討議文書・プロジェクトドキュメント
（結論）：部会は、第 43 回総会に「急速冷凍餃子（quick frozen dumpling）」の地域規格策定に係る新規作業の承認を諮ることに合意した。また、新規作業の承認を条件として、中国を議長とする EWG を設置し、次回部会での検討（ステップ 3）のための規格原案を作成することに合意した。作業言語は英語。EWG の報告書は次回部会の 3か月前にコーデックス事務局に提出する必要がある。

議題 12. ちまき（Zongzi）の地域規格／実施規範の策定に関する討議文書・プロジェクトドキュメント
（結論）：部会は第43回総会に「植物の葉で包んだ調理米（cooked rice wrapped in plant leaves）」の地域規格策定に係る新規作業の承認を諮ることに合意した。また、新規作業の承認を条件として、中国を議長とする EWG を設置し、次回部会での検討（ステップ 3）のための規格原案を作成することに合意した。作業言語は英語。EWG の報告書は次回部会の 3か月前にコーデックス事務局に提出する必要がある。

第 51 回食品衛生部会
日時：2019 年 11 月 4 日（月）～11 月 8 日（金）
場所：クリーブランド、オハイオ（米国）

仮議題 5. 食品事業者向け食品アレルゲン管理に関する実施規範案（ステップ7）
・CCFL に承認又は助言を求める事項
・FAO/WHO 専門家会議に科学的助言を求める事項

仮議題 6. 食品衛生の一般原則（CXC 1-1969）及び HACCP に関する付属文書の改訂原案（ステップ4）

第 41 回栄養・特殊用途食品部会
日時：2019 年 11 月 24 日（日）～11 月 29 日（金）
場所：デュッセルドルフ（ドイツ）

仮議題４：フォローアップフォーミュラのコーデックス規格（CXS 156-1987）の見直し（ステップ6）

仮議題５：Ready-to-use Therapeutic Foods（ステップ4）

仮議題６：トランス脂肪酸（トランス酸フリー、トランス酸低減のためのリスク管理）（ステップ4）

仮議題７：バイオフォーティフィケーション（生物学的栄養強化）の定義原案（ステップ4）

仮議題８：年長乳児及び年少幼児の栄養参照量（討議文書）

仮議題 11：食品及びダイエタリーサプリメントに用いるプロバイオティクスのガイドライン（討議文書）

仮議題 12：栄養プロファイル設定のための一般ガイドライン（討議文書）

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