Algolynx 食品業界レポート&ニュース アルゴリンクスがお届けする、国内・海外食品業界の最新注目情報

2020年2月12日(水曜日)

アルミ摂取量を減らすと潜在的な健康リスクをミニマムにできる
【記事要約】

アルミは食品だけでなく化粧品や歯磨き粉にも含まれるが、過剰摂取は神経発達障害を起こすだけでなく腎臓、肝臓、骨を損傷するので注意が必要である。

研究チームは最新のデータに基づいて集団のアルミニウム摂取量を評価した。欧州食品安全局は、アルミの週当たりの許容摂取量を体重1kgあたり1mgとしている。

解析の結果、以前の研究と比べて、現在では食品からのアルミ摂取が低下していることが明らかになった。依然として重要ではあるが、もはや主要な摂取源ではないという。化粧品や、食品包装材、調理器具など、すべての摂取源を考慮すると、全ての年齢層で許容摂取量を超える可能性がある。

アルミの摂取を減らしたい人は、アルミを含む制汗剤と歯磨き粉を控えめにし、食品については多様な製品、産地の多様な食材を使うことで高度に汚染された製品によるリスクを減らすことができる、としている。乳児の場合は完全母乳哺育が推奨される。

酸性および塩分濃度の高い食品の調理や保管にアルミ製品やアルミ箔を使わないことも推奨される。

研究チームはまた、製造業者が食品中のアルミを減らすための適切な措置を講じることを推奨している。

BFR FEDERAL INSTITUTE FOR RISK ASSESSMENT
https://www.bfr.bund.de/cm/349/reducing-aluminium-intake-can-minimise-potential-health-risks.pdf


発表元:BFR連邦リスク評価研究所


本記事は、Algolynx Business Sphere®が収集する情報から構成しています。 記事の内容については、発表元のソースをエビデンスとし、出来るだけ正確な情報の積み上げに努めていますが、 一部筆者の個人的な考察に基づいて書かれています。

(無断転載禁止)本コンテンツの著作権は、アルゴリンクス株式会社にあります。権利者の許可なく複製、転用等する事は法律で禁止されています。

カテゴリ一覧

過去記事

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

タグ一覧