JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)が全ての食品中のカドミウムに関するデータを募集
本年8月13日、JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)が全ての食品中のカドミウムに関するデータを募集する旨を公表した。概要は以下のとおり。
2019年4月29日から5月3日までインドネシアのジョグジャカルタで開催された第13回コーデックス食品汚染物質部会(CCCF13)において、エクアドル及びガーナが率いる電子作業部会(EWG)を設立することに合意し、チョコレート及びココア原料製品の特定カテゴリーの最大含有量レベル(MLs)に関する作業をCCCF14(2021年5月)まで継続するとした。
JECFA事務局は、これまでに提出された新規データを検討し、チョコレート及びココア製品だけでなく、全ての食品供給源からのカドミウムについての食事ばく露評価の更新が重要であると考え、過去約10年間の範囲で、全ての食品供給源、特にチョコレート及びココア製品からのカドミウムに関する以下の新規データの提出を求めることとした。
1. 全ての食品供給源(特にチョコレート及びココア製品)からのカドミウムのヒトのばく露のレベル及びパターン
2. 様々な年齢/集団を考慮した食品消費パターン。
3. ばく露のバイオマーカー。
4. データの提出期限は2020年12月1日。
JECFAによるデータ募集についてのPDFファイルは、以下のURLから入手可能。
https://www.who.int/docs/default-source/food-safety/call-for-data-cadmium-jecfa-91.pdf?sfvrsn=3ad373e3_2
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