「2020-2025 米国民向け食事ガイドライン」
(第9版)の公表
米国農務省(USDA)及び米国保健福祉省(HHS)は 2020 年 12 月 29 日、「2020-2025 米国民向け食事ガイドライン」(第 9 版)を公表。
米国民向け食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans)は、1980 年に第 1 版が出版されて以降、健康を増進し、慢性疾患のリスクを低減し、必要な栄養を満たすために何を飲食すべきかについて科学に基づいた助言を提供してきた。
2020-2025 食事ガイドラインは、各ライフステージでの健康的な食事パターンを奨励し、健康的なライフスタイルを実現するために個々人が食品及び飲料の選択を変える必要があるとして、4 つの包括的なガイドラインを提供している。
米国民向け食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans)
-“食事ガイドラインで、一口一口を大切に(Make Every Bite with the Dietary Guidelines)”
(1) 全てのライフステージで健康的な食事パターンに従う(19 ページ)。
乳児期、幼児期、小児期、青年期、成人期、妊娠期、授乳期及び老年期-全てのライフステージで。健康的な食事をするのに早過ぎたり遅過ぎたりすることはない。
(2) 個人的な嗜好、文化的伝統及び経済的側面を反映し、栄養価の高い食品及び飲料の選択肢をカスタマイズしつつ楽しむ(27 ページ)。
(3) 栄養価の高い食品及び飲料で食品グループのニーズを満たすことに焦点を当て、制限内のエネルギー摂取にとどめる(30 ページ)。
(4) 添加糖類、飽和脂肪酸及びナトリウムが多い食品及び飲料を制限し、アルコール飲料を制限する(37 ページ)。
・ 添加糖類: 2 歳から、1 日の摂取エネルギーの 10%未満にする。2 歳未満の小児では糖類を添加した食品及び飲料を避ける。
・ 飽和脂肪酸: 2 歳から、1 日の摂取エネルギーの 10%未満にする。
・ ナトリウム: 1 日当たり 2,300mg 未満とし、14 歳未満の小児では更に少なくする。
・ アルコール飲料: 法定飲酒年齢に達した成人で摂取する場合は、男性は 1 日 2 杯以下、女性は 1 日 1 杯以下の適量に制限する。多めの飲酒より少なめの飲酒。妊娠中の女性等、飲酒してはならない成人もいる。
米国民向け食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans): https://www.dietaryguidelines.gov/sites/default/files/2020-12/Dietary_Guidelines_for_Americans_2020-2025.pdf
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