特定保健⽤⾷品 承認状況報告
2021年9⽉14⽇承認情報更新
2021年9月14日、特定保健用食品としての承認を受けた1製品が公表された。2021年9月1日~2021年9月30日までの承認状況の概要は、以下の通り。
特定保健用食品は特別用途食品の1つとして始まり、2001年に栄養機能食品とあわせた保健機能食品制度が開始された。2021年9月には2品目が承認され、同期間中に既許可製品3製品が失効または撤回された。保健機能食品制度開始以前の承認製品数と、制度開始後の承認品目数の総計は、失効および撤回品目を除き1,075品目となった(消費者庁ウェブサイト 特定保健用食品許可(承認)品目一覧参照)。
区分別の承認品目数は、特保458品目、規格基準型特保127品目、疾病リスク低減表示特保13品目、条件付き特保1品目、再許可等特保476品目となっている(図1)。
直近10年間(2012年~2021年)では、再許可等特保を除いた承認品目数は、機能性表示食品制度開始以前は年々増加していたが、同制度が開始された2015年度以降は減少傾向を示している。2020年度の承認製品の総数は8品目であり、保健機能食品制度開始以降最低となった。
図1:特定保健用食品 承認品目数の年次推移
2021年9月、特保1品目に加えて、再許可等特保1品目が承認を受けた。
特保として承認されたのは「特茶 TOKUCHA」(申請者:サントリー食品インターナショナル株式会社)。日常の身体活動による脂肪を代謝する力(脂肪の分解・消費)を高め、他脂肪を減らすのを助けるとして、体脂肪が多めの方に適する旨の保健機能の表示許可を受けている。関与成分はケルセチン配糖体(イソクエルシトリンとして)である。
保健機能別の承認製品数についてみると、「体脂肪が気になる方に適する」製品は、「お腹の調子を整える」、「食後の血糖値の上昇を緩やかにする」に次いで3番目に多く承認されている(図2)。
図2:保健機能別の承認製品数
2021年9月の特定保健用食品表示承認品目 一覧
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