FDAは減塩の最終ガイダンスを発表
米国FDAは2021年10月13日、米国民のナトリウム摂取量を減らすための支援として、加工済み、包装済み、調理済みの食品を含む広範な食品を対象に、自主的な短期的(2年半)ナトリウム低減目標を示した事業者向け最終ガイダンスを発表した(https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-issues-sodium-reduction-final-guidance)。
現在、14才以上のアメリカ人のナトリウム摂取量は平均3,400 mg/日で、約半数以上の人が連邦ガイドラインで推奨されている基準2,300 mg/日を超えている。ナトリウムの過剰摂取は高血圧を誘発し、心臓疾患や脳卒中のリスク因子であることから、その摂取量を減らすことが罹患や死亡の予防につながることから、FDAは事業者向け最終ガイダンスを発表し、ナトリウム摂取量の削減に向けて取り組んでいく。
- 16の包括的な食品カテゴリーに加え、163のサブカテゴリーに個別のナトリウム目標を設定。
- 最終ガイダンスの目標は、1日の平均ナトリウム摂取量を約12%削減(およそ3,400 mgから3,000 mgへ)することを支援するようデザイン。
- この目標は、味、食感、微生物の安全性、安定性など食品中のナトリウムの多くの機能を考慮。
- この目標は天然に存在するナトリウムや個人が自ら食品に加える塩は対象外。
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