2022年11月10日、特定保健用食品としての承認を受けた製品が公表された。2022年9月1日～2022年11月30日までの承認状況の概要は、以下の通り。

特定保健用食品は特別用途食品の1つとして始まり、2001年に栄養機能食品とあわせた保健機能食品制度が開始された。2022年9月には新たに特保1品目、同11月には再許可等特保3品目が承認され、同期間中に既許可製品4製品の許可が失効となった。保健機能食品制度開始以前の承認製品数と、制度開始後の承認品目数の総計は、失効および撤回品目を除き1,061品目となった（消費者庁ウェブサイト特定保健用食品許可(承認)品目一覧参照）。

区分別の承認品目数は、特保450品目、規格基準型特保120品目、疾病リスク低減表示特保12品目、条件付き特保1品目、再許可等特保478品目となっている。

直近10年間（2012年度～2021年度）で、再許可等特保を除いた承認品目数は、機能性表示食品制度開始以前は年々増加していたが、同制度が開始された2015年度以降は減少傾向を示している。

2020年度の承認製品の総数は8品目と保健機能食品制度開始以降最低となったが、2021年度は承認製品数が16品目に増加した。

2022年9月は特保1品目、同11月には再許可等特保3品目が承認を受けた。
新たに承認された特保は、株式会社伊藤園が申請した「お～いお茶カテキン緑茶」。
この製品は茶カテキンを関与成分としており、体に脂肪がつきにくく、コレステロールの吸収をおだやかにすることで血清コレステロール、特にLDL（悪玉）コレステロールを減らすことが特長であるという表示許可を受けている。保健機能別の承認製品数についてみると、体脂肪が気になる方に適する製品数は全トクホ製品中3番目に、コレステロールが高めの方に適する製品数は4番目に多く承認されている。
再許可等特保の概要は「2022年9月～11月の特定保健用食品表示承認品目一覧」を参照。

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